うた魂♪

監督：田中誠
出演：夏帆・ゴリ(ガレッジセール)・薬師丸ひろ子　他

合唱というものをテーマにした映画。

しかし、登場人物のキャラが凄いですね。
一人ひとり、実に際立ったキャラをしています。
実際にはいないだろうというような人物が、ちゃんと違和感なく存在している。
合唱もなかなかですが、このキャラを観てるのが楽しいですね。
ただ、主人公の心の成長とともに少し飛びぬけた部分が抜けていってしまうのが残念な気も。

主演の夏帆。
今までのイメージとちょっと違った役ですが、これまでも（ケータイ刑事のころから）ボーっとしたというか間の抜けたような顔も魅力のひとつだった（と私は思う）夏帆さんですので、ある意味はまり役だったのかも。

ゴリさん。
35歳で高校生役。
違和感がないとはいえませんが、それでもあまり不自然さは感じませんでした。

そのほかの登場人物。
まぁ観てもらうしかないです。

そして歌。
尾崎豊もあればエノケンの「私の青空」もある。
オリジナル曲(ゴスペラーズの「青い鳥」)もあるし、いろんなジャンルの曲が合唱で歌われます。
どんな曲がでてくるのかも楽しみの一つです。

田中監督は前作の「おばちゃんチップス」も観ましたが、なかなか面白い映画を作りますね。
今後の作品にも期待です。

それから、この前「雨の翼」で生サントラを聴かせてくれたKUMAMIさんも湯の川学院の伴奏役で出てました。
演技のプロで音楽の素人ばかりの中で、音楽のプロで演技の素人のKUMAMIさん。
この前、生で見たのとはちょっと違ったイメージでした。

また劇中で薬師丸ひろ子さんの歌声も聴けました。
「セーラー服と機関銃」などで聴いてたあの歌声、ちょっと懐かしいかな（歌は尾崎豊ですが）。

そして上映後には舞台挨拶。
田中監督・夏帆・ゴリの三人です。
夏帆の舞台挨拶って実は２回目。
前はケータイ刑事の劇場版のとき。
夏帆というと制服のイメージが強いんですが、今日は違いました。
やっぱりかわいい。
でも、ややうつむき加減で顔があまり見られなかったのは残念。
そして、しゃべりの中心はやはりゴリさんでした。


最後に。
文中で夏帆だけ敬称略にしてます。
別に差をつけたという訳じゃなく、なんとなく「夏帆さん」とか「夏帆ちゃん」とか呼ぶより「夏帆」といったほうがイメージに合うんですよね。
それだけ親しみやすいということなんでしょうか。

うた魂(音符記号) オリジナルサウンドトラック

• アーティスト: サントラ,七浜高等学校合唱部,湯の川学院高等学校合唱部,荻野かすみ,七浜高等学校合唱部有志,千葉県立土気高等学校合唱部,うた魂♪オールスターズ,早稲田大学高等学院グリークラブ,埼玉県立伊奈学園総合高等学校音楽部
• 出版社/メーカー: キューンレコード
• 発売日: 2008/04/02
• メディア: CD

青い鳥

• アーティスト: ゴスペラーズ,安岡優,只野菜摘,清水信之,宇佐美秀文
• 出版社/メーカー: キューンレコード
• 発売日: 2008/03/12
• メディア: CD