わたしを離さないで

『わたしを離さないで』
シアター・ドラマシティ



観てきました。

予備知識ゼロで観た舞台。
内容も全く知らず。
観た理由は、多部未華子さん出演、蜷川幸雄さん演出、バックステージツアー付、の３点。

これは観てよかったです。
題材は重いものですが、それだけ見応えのある舞台。
明日が大千秋楽だけど、当日券もあるってことなので、観に行ける人には是非行って欲しい舞台。

それと、木村文乃さん。初舞台だったんですね。
よかったですよ。これからも舞台続けて欲しいです。

今日は終演後、バックステージツアーに参加してきました。
ドラマシティの舞台上に上がれるだけでも嬉しいんだけど、舞台装置など近、くで見て説明を受ける。
詳しいことは書く事はできないけど（スタッフからもその旨、言われました）質問もできたし、さいたま芸術劇場とドラマシティの違いなども聞くこともできました。
これは本当に貴重な体験でした。

そして肝心の舞台、明日が大千秋楽ということで、少々ネタバレあり。

　　
　　
クローン。
臓器移植のために作られた人間。
クローンでなくても、臓器移植のために作られた子供（弟・妹）が現実に生まれている今、これは架空の話とばかりは言っていられない。
「ヘールシャム」のような場所が実際にできてしまう可能性はある訳です。
そのとき、クローンに偏見なく接することができるか？と言われると自信はない。
個人的な感覚で言えば、治療のためにこのような人々を生み出すことには抵抗がある。
病気の人にとっては「治る」ということに対して、私が想像する以上の気持ちがあると思う。
それでも、そこまでして治していいのか？という疑問はどうしてもある。
これ以上書いても結論は出ないから、これ以上は書かないけど。

演出に関して。
最初と最後に出てくるヘリコプター。あの意味がわからない。
あれは何かの象徴なのだろうか。

タグ：わたしを離さないで 多部未華子