不完全燃焼

観てきました「蛮幽鬼」（梅田芸術劇場メインホール）



いや～おもしろかった

…………

って書きたいところなんだけど…

不完全燃焼

相変わらず殺陣は素晴らしいし、笑わせるところはちゃんと笑わせてくれる。
いのうえ歌舞伎らしさも随所に。
でもなんか話にのりきれない…
こうなるんだろうなぁ、と思ってたらその通りになっちゃったところも多かったし。
（新感線としてパターン化してしまってるところも多いですね）
舞台上のスクリーンに映像を映すっていうのは前からやってるけど、ちょっと多すぎでは？
あと演出が客席の造りを考えていたのかどうか。
私が見たのは３階席だったんですが、３階席からだと舞台の端の前の方は見えない。
その見えない場所での演技が多くて長い。
だから客が次第に身を乗り出してきて、さらに見にくく。
（もちろん観劇マナーの問題もありますが）
３階席とはいえ、見切れ席として買ったわけじゃない。
その席でこれだけ見えない場面が多いとは。

それと見た時期も悪かったかな？
直前に観た「奇跡の人」がすごい舞台だったし（あっ感想まだ書いてない）
その前に観た「組曲虐殺」は私の心の波動にぴったりと合ってしまったし。
あの後でなければもっとよかったのかも。

あと感じたのが今回出演されてない新感線の大看板、古田新太さん。
改めて古田さんって舞台のこと本当によくわかってるんだな、って出演してないのに感じちゃいました。
（上川隆也さん、堺雅人さんほか今回の出演者がわかってないってことじゃないですよ）

新感線ってことで期待しすぎてた部分もあるでしょうし。
それでも、新感線、これからも観ていくんだろうなぁ。
そしてきっと最高の作品も観せてくれるはず。
ちなみに私が観た新感線の中で一番好きなのは「朧の森に棲む鬼」です。

なんか内容には全く触れずに終わってしまいます。



それにしても今回の舞台も３時間超。
このところ３時間超える舞台が続いてるなぁ。



そして次の観劇予定。
今回主演の上川隆也さんの退団が今夏に発表されたばかりの演劇集団キャラメルボックス。
演劇集団キャラメルボックス2009クリスマスツアー
『エンジェル・イヤーズ・ストーリー』
新神戸オリエンタル劇場です。

あっそれから「奇跡の人」なんですけど、感想等先送りしてます。
まだ観るし、杏ちゃんが出てる舞台の感想ってなんか書くのに手間取ってしまいます。
ということでそれはいずれ…